立山開山に関するお話(小学生用)

立山開山に関するお話

5 白い鷹を捜して

お父様のお腹立ちも無理はない。 どうかして、 再び白い鷹を捕まえてこようと心に決め、
「では、 お父さん、 どうあっても捕まえて帰りますから、しばらくの間、 おいとまをください」
と言いまして、さっそく白い鷹を捜しに出 かけました。
それから有頼少年は、鷹の逃げた方へと、 野といわず、林といわず
「まいごのまいごの白い鷹やあい、おいし いえさはここにある。早く早く飛んでこい」
とさけびながら捜しました。けれども、白 い鷹は見つかりません。とうとう日が暮れ て、辺りは真っ暗になりました。
疲れ切った有頼少年は、岩を枕にし、衣 を敷いて眠ってしまいました。《一夜泊:立山町一夜泊( 泊新 とまりしん )》
夜が明けました。有頼少年は、また捜し始めました。常願寺川までやってきました。
川に沿って、ごろごろした岩石を踏み越え、山の方へどんどん進んでいきました。
岩峅寺 いわくらじ というところまで来ますと、そこに大きな谷があって、向こうの断崖だんがいに 生えている松の大木のこずえに泊まっている白い鷹を見つけました。《常願寺川》
《鷹泊:大山町上滝(大川寺) の南》《立山町  岩峅寺 いわくらじ



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